照明(光)の設計とは
目の前の壁面が明るいだけで、本当にホッとします。
そんな心的効能も光の効果、だと感じています。
でも、なかなか「感じ方」には個人差があるので
「効果があります」的なお伝えは叶わないので少々後回しの、事案かもしれません。
宿泊施設や飲食店の「くつろぐ」空間感の創出などには
積極的に取り入れられている手法です。
光の質にこだわった、光設計を主体として、空間設計をはじめ、理論提案
企業様の商品開発などにも参画をさせていただきますが、
存在する、意匠器具をいかにその空間にフィットさせるか?
フィットする器具をセレクト、どう配置、(吊り高さなどを)構成していくか、も
わたくしの職責です。
2020年3月にお引渡しさせていただいた、鍼灸整骨サロンHARIART(ハリアート)さんの
ブラケットライト、ペンダントライト、はセレクトさせていただいたお品ですが
ブラケットライトは黒い既製品をホワイトのアンティーク塗装に加工していただきました。
KOIZUMI :AU44192L 屋外用のブラケットライトを
ホワイトアンティーク塗装仕上げに!〜空間にフィットしてステキです!
by KAFKA photograph(カフカフォトグラフさん)
わたくしはデザイン・設計担当なので、器具の手配や電気設備工事、別注・加工対応、を
誰かが担ってくれなければ自分の妄想(構想)の再現は叶いません・・
内・外装デザインも手がけるので、そうなると・・もっと沢山の方々にその再現を
助けてもらっている、ことになります。
沢山の登場人物が出てくると、
途中で意思疎通が途切れて、結果が芳しくないケースがあります・・
反対に、どれだけ沢山のプロセスを経ても最後まできちんとつながる、繋げ切る
ご案件や企業さまもあります。
その道中は、専門性のスキルもさることながら、実は相手を、案件をおもんぱかる、
コミュニケーションの力に左右されているように感じます。
自分の職責はここまで、と全体像の仕上がりのビジョンより前に
自身で線を引いた状態で次にバトンタッチしているような「スキマ」がたくさんあると
最後まで、意思疎通が図られることは難しい、と感じます。
結局、どれだけご案件規模が大きくなっても、
最後は人間力なのかな?と感じていますが
その道中をいつかAIくんが埋めてくれるのでしょうか。
本当はその部分は、AIくんに頼らず、「人間だもの」人間力で解決したいものです。
光環境設計室
きくはら けいこ
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