「ない」から生まれる設計

お気に入りのcafeなどありますか?

もしくは、

お店(cafe)に入ろうかな?と思ったけれど

店内を見て、見送るときなど

何を見て見送りますか?


ケースバイケースだと思いますが

わたくしの場合は

窓がなくて

照度(明るさ)の乏しいお店は

ちょっとお見送りの対象です(笑)

かつ、

テーブルの天板の色が黒っぽかったりすると

ちょっと厳しいです^^


ドリンクの豊富さや美味しさと併せて

お店の全体像の印象は大切だと考えます。


今の「ない」はなくて残念の「ない」ですが

「ない」から見えてくる設計もあります。


明るさの設計もそうです。


全般に明るいと「明るい」って感じない。

明るさを演出する為に

あえて「明るくないところ」を設計しておくことで

明るさが映える、ことを生みだします。


明るい印象を生じさせる内装デザイン=素材のセレクトも設計

明るさを感じさせ「ない」セレクトも、また設計


「ない」は残念なことばかりではなく

「ある」を際立てる存在。


わたくしたちの日々の中にも

そんな側面があるのかもしれません。


光環境設計室

菊原 啓子


光環境設計室

空間の内外問わず 光環境の設計を担っております。 「その環境や見せたいイメージ、商品に」その光はFitしていますか? どの位置に光を配するか?<テクニカル要素> どの様な光を配するのか?<光質> そしてその光をどんなマテリアルが受けますか? 空間に魅せる<デザイン>も大切 どこを切り取ってご相談頂いても、光環境設計目線を軸足に ご相談にお応え致します きくはら けいこ

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