わたしたちはどこに向かっているのか

もともと

照明設計、という分野は

建築や内装デザインに付帯しているような業態で

その「なりたい像」を光の専門家として再現に尽力させていただく、だと思っています。


ただ、その「なりたい像」の再現が

空間演出=見え、が主だった頃から

そのONOFFのスイッチのデザイン→インテリア・プロダクト要素

もちろん、ONOFFやコントロールを司る

配線や調光シーンの設定

現在は「OKグーグルってやりますか?」(笑)のような

動作環境やライフスタイルの根源的な部分のお話まで!と 思うと

一体、わたしたちはどこに向かっているんだろ?と

一瞬、考えます(笑)


ただ、もともと

単独で成り立つ業態ではなく

設計さんやデザイナーさん、そこに関わるいろいろな方と共存?させて頂くような、

さまざまな角度から、光の効果を考え、現場で伝え、再現されていく工程を見守る

立ち位置であるので、今後何が増えても

「どうぞご一緒によろしくお願いします」のキモチで

させていただけるようにも感じています。


最近は圧倒的にグリーン(植物)のご専門の方が、

ご案件に入られる機会が増えてきました。

外構、インテリア、生、フェイク問わず。

プロに任せていく、という役割分担は

現場の精度が上がる素晴らしい形態、と感じます。


その分、コミュミケーション能力が問われてきます。

この人がいるから、現場がうまくまわります。

ご案件がうまくいきますって、やっぱりあると感じています。


お仕事のスキルって

お仕事のシュチエーションだけでなくても、スキルって

一側面では、測れないないなぁと感じます。


そう考えると

能力の発揮、はいろいろなところで

可能である、とも捉えらます。


画像は京都のゲストハウスの坪庭

ご有名なお庭師の方の作品だそうで

どうしても上からの光で、のリクエストがありました。

建築の先生からも、上から、でのお考えをお伝えいただきました。

照明器具を目立たせず、狙える箇所が、最上階の格子の間から!だったので

建築の先生からは「スナイパー照明」のニックネームで呼んでいただいていました。


細かな光の調整は未だ、の画像ですが、光の色、質はこれでよかった、と

思える印象です。


わたしたちはどこに向かっているんだろ?

どんなに便利になっても

最後は感覚かな、と思います。

何かわからないけど、いい感じがする

もしくは、いい感じであることにも気づかないけど、なぜかお気に入り。

やっぱり、光は影の功労者かもしれません。


光環境設計室

きくはら けいこ




光環境設計室

空間の内外問わず 光環境の設計を担っております。 「その環境や見せたいイメージ、商品に」その光はFitしていますか? どの位置に光を配するか?<テクニカル要素> どの様な光を配するのか?<光質> そしてその光をどんなマテリアルが受けますか? 空間に魅せる<デザイン>も大切 どこを切り取ってご相談頂いても、光環境設計目線を軸足に ご相談にお応え致します きくはら けいこ

0コメント

  • 1000 / 1000