スタンダード化してしまうことと、快適と
数日前、遠藤照明さんからいただいたご案内のメール
しばらく、見入ってしまいました。
「従来光源」(じゅうらいこうげん)などと表現されるようになりましたが、
従来光源とはLED以前に普及していた光源の総称
スムーズな調光(ちょうこう)効果が得られた、白熱球(いわゆる電球)も
もちろん、従来光源で、
調光機能で明るさを絞ると、色温度も追随して下がった。
〜白っぽい電球の光が、明るさが細くなると橙色のろうそくの光に近くなるようなイメージ〜
現在、LED光源に置き換わりが進み、LED光源の調光もかなりスムーズになりました、が
明るさが暗くなる、調光。光色は変わらず、明るさだけが100%→0%?程度の調光
そんなことがスタンダード化してくると
それでは叶わない表現を伴う時のご提案として
DAIKO電機さんの「温調」(おんちょう)をよく指定させていただくようになりました。
明るさを絞ると、キャンドルの色のように色温度が下がります。
↑ こちらの壁際の什器(じゅうき)の背面には上下に間接照明が入っています。
上向き、の光には「明るさが下がるだけの調光」
下向き、の光には「明るさに追随して色温度が下がる(キャンドル色のようになる)調光」を
計画しています。
そう、明るい・暗い、商品が良く見える・映える以上に
光によって「印象」を設計している、という例でしょうか。
飲食店のカウンターで、「あれ、久しぶりにいいな・・」と感じると、
遠藤照明さんのメールにあった「ハロゲンの光」であることがあります。
ハロゲン球は、白熱球の仲間です。
あ、でもさすがにカウンタートップで見かけたのは「ダイクロハロゲン」ですけどね。
さすがに、Jは見ないな(笑)
ダイクロハロゲンは反射傘(反射板)付のハロゲン球、JDR(笑)
光で設計することによって「さまざま」を再現するんですよね。
「なりたい像」や「見せたい像」etcを。
で、あれば、光の専門家としてたくさんの候補、可能性を知っている、
知っていて再現の可能性をご提案・ご提供できる必要があると感じています。
それは人工光源も、自然光も、誰かの思い出のあの光も。
なりたい像を共有・共感出来るチカラを日々、養っておきたい、と願うのです。
光環境設計室
きくはら けいこ
0コメント