ライティング・プランナーの技量
建築に付帯する、照明(光)設計として
ゼネコンさんがご担当されるサイズ感のモノも多いのですが
大工さんが建ててくださるご案件にも、携わらせていただきます。
2012年5月(有楽町ルミネ店)openから、長きにわたって
携わらせていただいている<KAORU>by atelier kaoru Kyoto さま
アクセサリーや雑貨のデザイン・制作・販売をされている企業さま。
建築設計の先生からのご縁で現在に至っています。
小さな商品、特に宝飾品の専門店さんのライティング・プラン→商品の魅せ方、は
ライティング・プランナーの腕の見せどころ、と考えています。
ゆえに、ライティング・プランナーの魅せ方の好みも分かれるところ、とも感じます。
余談(昔話?)ですが、わたくしが駆け出し!ライティング・プランナーの頃は
大きく分けて、飲食(店)派 か 物販(店)派かのお話をよくしました。
わたくしは、断然 物販派でした。
ふらっとお店の前を通っている方が、
何気なくフッといいなぁと感じて、
スルスル〜っとお店の奥まで入ってきてもらえる、そんな
『(なんだかわからないけど)あのお店素敵ね』という印象を醸し出すことに
注力しました。
飲食(店)は物販(店)より滞在時間が長いので、”心地よさの演出”とも言われ
魅力あるプランをされるプランナーさんに尊敬の気持ちをいただきました。余談終わり。
大型ご案件には、<理論提案>で参画させて頂き、実際の図面を描かないケースも
ありますが、
ご案件が密になればなるほど、携わる内容は多岐にわたります。
造作が出れば、造作物のデザイン・設計、製造、施工の段取りまで行います。
外観の見え、空間の印象、商品の魅せ方、試着をされた時のお顔映り・・
それを叶える、照明手法のご提案、照度設定、照度分布(コントラスト)、
光質(色温度(分光)・演色性)照明器具のサイズとデザイン、それらが収まる造作、
意匠器具などをご提案させていただき、擦り合わせていきます。
こちらのご案件、これからの設計を通じてレポートしていきたいと思います!
光環境設計室
きくはら けいこ
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