市場から見る傾向
日常の生活の中に
ヒント、はたくさんある
実は全て日常生活の中にある、とさえ感じます。
照明(光)の設計をしている、というと
光だけを考えているように、捉える方もありますが
特に光は
単独では成り立たない・・
その光が、
例えば闇に浮かんで
例えば商品に照射されて
例えば、空間に溜まることで
その存在感が生まれてくるのであれば
その闇、
その商品、
その空間を構成する素材、を知らなければ
光の再現の想像(設計)は、できない・・
光の本領発揮のための様々な考察が
内外装設計やデザイン、サイン、プロダクトデザイン等々の
担当につながっています。
ドラッグストアの前を通ると、
WCに置くタイプの洗浄剤が積まれています。
水周りには『青色』 水=水色 の発想から
用いられていたイメージからのカラー展開ですが、
随分前から、
寒々しいイメージが強調されるので
青色は水周りに控えられるようになってきました。
画像の置くタイプの洗浄剤、も
白→薄いピンク→濃ピンク→ブルーの順番で
高い山から姿を消していき
最後はブルーが山盛り、残る状態。
キッチンの洗いカゴなども
青色のタイプ、多っかたですが!(笑)
最近は白やステンレス色、
そしてこんな機能的でおしゃれなモノまで!笑
コチラも水周り=水色の発想から
進化?変化を遂げたパターン
置く洗浄剤は中身の色、のことであれば
どうして、ブルーを作り続けているのか?が不思議でもありますが・・
同じ商品でも
色相、透過性、反射の有無、陳列の状態、購買対象、等々の違い・バリエーションで
どんな光の効果を用いるか、は変わってきます。
明るければいい
光が当たっていればいい、
だけでは
もちろんないのです。
そして、いい光の場所も
あれ?ちょっとどうかな?も日常生活の中で
目にすることが多いのです。
お気に入りの場所には
きっと光の意味もあるはずです!
それは、もちろん自然光も含んで。
お気に入りの深堀こそが!
何かにつながっていくのかもしれません。
光環境設計室
菊原 啓子
0コメント