雨続きの窓の外に

梅雨を思わせるくらいの長雨

あんなに暑かったことが

本当だったかと?

感じてしまうこの頃です。

こういった日にこそ

室内の明るさが欲しくなります。


いつもと同じはずなのに

あれ、暗い?と感じるのは

このような日です。


それは本当の明るさ=照度も然り

また、明るい感じ

きっとウツウツとした感じが

紛れる

明るさ、が欲しいのだと感じます。


屋内、室内の明るさは

夜用、日没後のため、と考えられることが

多いですが

実は

曇天や雨、

日頃の採光が乏しくなった時にこそ

空間と気持ちの晴れやかさを提供してくれる

環境光、と捉えます。


南向きのリビングで

大きな開口部(窓等)があります。

なので豊かな明るさが得られます、のような

キャッチコピーを目にすることがありますが


その豊かさを得られなかった時の備えの

明るさを考えておくことこそ

照明(光)の設計です。


こんな日はお部屋のすみっこ(笑)

コーナー部分に小さな明るさを配してみてください。

ポイントは、

コーナーの両壁面に光が溜まるように配してあげること!

天井面の方にまで光が豊かに伸びればなおヨシ、です。



北欧の薄い陽の中でも

暖かな暮らし、と

羨ましくさえ感じるライフスタイルを再現するような

やさしさに包まれるような

感覚が得られるかもしれません。



明るく感じる、ということが

本当の明るさ=照度、だけではない、というところが

光の興味深いところです。


光環境設計室

菊原 啓子

光環境設計室

空間の内外問わず 光環境の設計を担っております。 「その環境や見せたいイメージ、商品に」その光はFitしていますか? どの位置に光を配するか?<テクニカル要素> どの様な光を配するのか?<光質> そしてその光をどんなマテリアルが受けますか? 空間に魅せる<デザイン>も大切 どこを切り取ってご相談頂いても、光環境設計目線を軸足に ご相談にお応え致します きくはら けいこ

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