可視光の可能性
レーザー学会 光感性専門委員会 委員として委員会などに参加させていただいています。
参加と言っても、先生方の素晴らしいご研究内容のお話を拝聴、という機会が多く、
時に、先生方のご研究やご開発製品にて、
世の中にこんな設計をさせていただいています!という
事例を発表させていただくことがある、という状況です。
この聴かせていただいておく!という経験は設計業務に
とっても活かされていると感じています。
お話くださった千葉大学/ 津村先生の内容の一部
「顔動画の色補正に関する研究とともに、同時にスマートフォンで心拍数などのバイタル情報を非接触で取得できる高品質なシステムを実現。遠隔診療への応用が期待できるシステム」
遠隔診療、なんて今とってもHOTな!内容です。
光環境の設計は携わり始めた30年前よりは、とっても認知が上がってきた、と
感じる一方、まだまだ・・そこに関心すらない方、業態もあります。
それは照明(光)が明るさを伴う、さまざまな「効果」を生むモノである一方で
必要な照度を担保するための「設備」であるから、だと考えます。
イニシャルのコスト+ランニングのコストも発生します。
そして、その感じ方、明るい・暗い、快適・不快 に個人差がとってもあることも・・
明るかったらいいでしょ、省エネだよ、JIS基準を満たしているよ、を超えての
効果や豊かさを設計、ご提案し続けるという立ち位置はまだまだ続くのでしょう。
そしてまた1設備として効果を発揮した上で
カーボンニュートラル等の時勢を踏まえての設計・提案につなげていくものだと考えます。
そうソフトとハードを行ったり来たりするような
設備と効果と意匠等々相互にいいねと感じてもらえるような
柔軟な設計アタマが必要なのかな、と感じます。
でも、いつも思います、
これを考えてね(設計考案してね)と機会をいただかなければチカラを発揮できません。
考えさせてもらう機会をくださって、ありがとうございます。
光環境設計室
菊原 啓子
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