色彩の再現性

京都三条のスターバックスW・WC壁面の塗装色の見え方です(笑)

奥のミラーの上下の壁面も左右側面の壁面も同じ色が塗装されています。

でも、

①明らかにダウンライト(天井についている照明)の光の影響を受けている面

→ ミラーの上部、左右の壁面 と

②ミラーの下部の照明(間接照明)の光の影響を受けている面の見え方が異なります。

壁面は多分これくらいの色で塗られていると推測します。(日塗工)

撮影した日は日塗工の色見本を持っていなかったので

次回、合わせてみて異なれば訂正します。

①は色彩の黄色が強調されて、見えています。

②は赤みが引き立てられて見えています。

本当は同じ色。

これは光の演色性(演色評価数)という特性と

光の波長の成分(分光)の特性によって起こること。

弊社は光設計に軸足を置いて空間設計を行っていますが

弊社に内装デザイン、特にマテリアルの選定を依頼してくださるクライアントさんは

こういう現象のことをよくご存知。

結局、どれだけ設計、セレクションしていても

どのような光が配されるかで、見え方が左右されてしまうから

室内空間だけでなく

外壁や植栽の見え方への影響にだって言えることです。




光環境設計室

空間の内外問わず 光環境の設計を担っております。 「その環境や見せたいイメージ、商品に」その光はFitしていますか? どの位置に光を配するか?<テクニカル要素> どの様な光を配するのか?<光質> そしてその光をどんなマテリアルが受けますか? 空間に魅せる<デザイン>も大切 どこを切り取ってご相談頂いても、光環境設計目線を軸足に ご相談にお応え致します きくはら けいこ

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