ここちよさの追求

前回の内容でもサーカディアン(既日(がいじつ)リズム)に触れていましたが

ここちよさについてお話することや考える時間が増えて来ました。

画像は担当させていただいていた

京都のゲストハウスご案件の大寝室/襖絵へのライティングです。

ベッド枕元の位置に襖絵は配されています。

素晴らしい絵が「バーンッ」と感じて見えること

ベッドサイドの明るさの確保があること

サイドテーブルトップの明るさの確保があること

ベッド足元の側の明るさが感じられること、と分析しながら

画像をご覧いただくと

パッとご覧いただいた時の「明るい」空間から

メリハリの効いた光の分布、構成を感じていただけると思います。

ほとんどのライティングに調光機能を計画していますので、明暗はお好みで。


ここちよさを考えるとき、たくさんのルートがあると思います。

何を「快」とするか、だけのルートがある、と。

なのでわたくしが考えるここちよさもあれば

あたなの考えるここちよさもある、

いろいろあるものだ!というスタートラインを認識できていることこそ

ここちよいのだと、思います。


1つの意見、ここちよさだけの方が実は不自然。

たくさんの考え方や理論があってこそ、その分野や物事は活性化していくのだと思います。


遠藤照明さんの次世代調光・調色照明Syncaを使わせていただくようになってから

シーン展開はもちろん

空間の中での自動運転、太陽の動きに近しい光環境の再現での

心身の快適・ここちよさを考えるようになっています。

これは屋内に限らず屋外でも可能だと考えています。


光とは新しいテーマをいつも用意してくれるなぁ・・


最近心がけていることの1つに

カテゴライズを捨てる、があります。

もともと苦手でした・・今はお母さんの顔(役)カテゴリ、今は何の役(カテゴリ)・・

常に自分でいて、あとからカテゴリについてきてもらう、といった感じの方が心地よいです。


次のステップ

日常で繰り広げられている役割のカテゴリをなくすトライ

今は仕事、今は家事、今は私的な事といったカテゴリ

一物全体(いちぶつぜんたい)という考え方があります。

お野菜などもひとつのモノをまるごといただく、というような考え方


全てがあってわたくしなのに

その役割や事柄の中で無意識に優先順位がある

このあたりをニュートラルにもっていきたい、が最近のテーマです。


またトライの経過をご報告いたします。

何にせよ、挑戦したいって大切ですよね。

そんな話にも最近なりました!

ほんと学びたいとか行きたいとか会いたいとか思える気持ちが素敵です。


株式会社コネクトデザイン/光環境設計室

菊原 啓子


光環境設計室

空間の内外問わず 光環境の設計を担っております。 「その環境や見せたいイメージ、商品に」その光はFitしていますか? どの位置に光を配するか?<テクニカル要素> どの様な光を配するのか?<光質> そしてその光をどんなマテリアルが受けますか? 空間に魅せる<デザイン>も大切 どこを切り取ってご相談頂いても、光環境設計目線を軸足に ご相談にお応え致します きくはら けいこ

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