陽の移ろいを体感 モネ イマーシブ・ジャーニー

愛知県名古屋市金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)にて開催中(2025.6/22まで)の

体感型デジタルアートを観に行きました。

プロジェクションマッピングやチームラボさんの光のイベントが周知されて以降、

光や灯りをテーマにしたイベントへの注目がより一層高まっているように感じます。

イルミネーションの開催も増えていると思います。

背景にある技術の進化の貢献も大きいと感じます。

屋内のイベントでしょ?と

屋外での設計やライティングに従事する方は思われるかもしれませんが

光の効果や手法には屋内外は関係ないと思っています。

特に今回はモネや印象派と呼ばれる芸術家の絵画や視点・時代背景を見たデジタルアート、

風景の陽の光について着眼されています。

なので屋外の見えや風景の表現についてが解説・再現されているので

視点は『屋外』メインかもしれません。

(↑画像は4階/撮影スポットの様子)

絵画を光で表現とはすごいな、と思いました。

絵の具は色を混ぜると黒に近づいていく・・

光はさまざまな色の光が混ざりあうことで、

透明(白)に近づくという特徴の違いがあるので、そう思ったのですが

印象派の絵画の透明感の理由も最後にほんの少し触れられていて

いろいろな意味で興味深い展覧会だと思いました。


小さなお子様連れのご家族から、デートかなと思う人たち

あ、建築や芸術の学びの学生さんかなぁと想像する方々、

いろいろな方が楽しめる空間だと思います。


光のイベントは屋内での開催の方が

光自体の制御も光の見え方のコントロールも容易だと思います。

ただ、屋外で感じる圧倒的なチカラってあるとも思います。


自然とか屋外、目に見える決まった「枠」みたいな何かが外れていくごとに

何かしらかの領域もつエネルギーがあるのかもしれません。

なのでエクステリアやランドスケープといったスケール感ごとでの専門性があり

価値が創造されているのだと思います。


何においても専門性があること、それは魅力だと思います。

そして、その専門性があるからこそ別世界の専門家に出会えるという

なんとも素敵な巡り合わせがあるように思います。

あなたは何の専門家ですか。

難しくなくていいと思います。

好きであることが何よりの専門へのスタートだとも思います。


株式会社コネクトデザイン/光環境設計室

菊原 啓子

光環境設計室

空間の内外問わず 光環境の設計を担っております。 「その環境や見せたいイメージ、商品に」その光はFitしていますか? どの位置に光を配するか?<テクニカル要素> どの様な光を配するのか?<光質> そしてその光をどんなマテリアルが受けますか? 空間に魅せる<デザイン>も大切 どこを切り取ってご相談頂いても、光環境設計目線を軸足に ご相談にお応え致します きくはら けいこ

0コメント

  • 1000 / 1000