森林浴の効能

千葉大学 環境健康フィールド科学センター教授  宮崎良文先生の貴書

『Shinrin-Yoku(森林浴)心と体を癒やす自然セラピー』(創元社、2018年)から


森林浴にはストレス状態の人のストレスを軽減し、リラックスさせる効果があることが、1990年以降の宮崎の研究によりわかっている。

 森林浴と同等の効果はわざわざ森に出かけなくても得られることがわかっている。例えば、室内でバラを愛でる、匂いを嗅ぐなどでも、ストレス状態を一時的に軽減する効果が得られるという。

森林浴もバラの香りも、通常情報享受の大部分を担う『視覚』より

「嗅覚」やそこに存在している、という感覚がもたらす効能の方が大きいのかな?と

感じる一方、『視覚』の効果もあるのであれば、その存在の「見え」を司る

光のチカラの効能も知りたいと思います。

特に、自然光がなくなるナイトシーンでの「緑や花の存在」を感じさせる、灯りの効果を

ぜひ探求したい。

森林浴によりストレスを軽減することは、最終的に病気になりにくい体をつくる。これが、森林浴が「体にいい」と言われるゆえん

で、あり、その効果が「灯り」のチカラでシーンを問わず充実させることが出来るのであれば

(居宅)エクステリアや(公共)ガーデン、などへの灯り計画は景観(美観)や防犯を超える

ウエルネスをサポートする「灯り」のチカラとしてさらに積極的に受け入れてもらえる、と考えます。


minimumな空間で捉えると

部屋に「花」を飾る、その存在感や匂いで一時的にストレスが軽減され

その「花」の視覚認知によって継続的にストレスの軽減や心身の安定状態が継続する〜でしょうか。

そうであれば、

その「花」をどのような質の光で、どう見せるのか?が我々、光設計として担う部分となります。



光環境設計室

空間の内外問わず 光環境の設計を担っております。 「その環境や見せたいイメージ、商品に」その光はFitしていますか? どの位置に光を配するか?<テクニカル要素> どの様な光を配するのか?<光質> そしてその光をどんなマテリアルが受けますか? 空間に魅せる<デザイン>も大切 どこを切り取ってご相談頂いても、光環境設計目線を軸足に ご相談にお応え致します きくはら けいこ

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