平面レイアウトあるある

GW10連休ですね。

こんな時は、ゆっくりお伝えしたかったことを

1つづつ掲載していきたいと思います。

WCを例にしますが、

外構であれば袖壁に対しての表札、など

見せたいものと

見せたいものがレイアウトされている全体サイズ、という

捉え方をしていただけると

内外やケースを問わず、置き換えて考察いただけると思います。

よくあるWCレイアウトです。(扉の位置は画像を撮影した施設を再現)

入ってすぐにミラーと手洗いがあります。

そして空間の右サイドに便座があります。

この空間に、下のような照明レイアウトを見る機会が多いです。


赤い丸が照明=ダウンライトです。

空間の真ん中、便座の前にレイアウト。

平面図(天井伏図)的には、なんとなく安心感がありますが・・・

WCでの動きを思い出してくださいね。

手洗いの形状が少し違いますが、実際空間の真ん中に

照明=ダウンライトが配されていた時の画像です。


あ、ミラーの芯から光がずれて気持ち悪い!

室の壁面の何もないとことに明るさの中心が!

そして、

顔に半分しか光がかかりません・・・あぁ残念・・

WC空間としては、

トイレの用を足すのに問題のない明るさが欲しいですね。

特に施設のトイレは

初めて利用するケースが多いので

視覚として確認したいこともありますが、

読み書きに必要な明るさ、までは要求されません。

寸法は入れていませんが

便座のサイズから

凡その室のサイズを想像してみてください。

これくらいのWC室であれば

照明=ダインラウトは1灯で大丈夫だと思います。(40〜60W相当くらい)

1灯であれば、

見せたいものの中心に配してあげる、こちらのレイアウトが適当と判断します。

平面図(天井伏図)を見ただけでは心配かもしれません。

でも、WC空間で全体の明るさ確保が行われた後、

光の中心が気になる箇所は、ミラーなのです→ミラーに映るお顔

ミラーとお顔の間に照明=ダウンライトを配しています。


この類の話は

本当にあるある、で

わたくし以外のライティングプランナーさんもいつも

お話されることと思います。

提案を聞き入れ、理解し、

エキスパートが投入されているメリットを案件に最大限に発揮できるか否かは

採用者(承認者)のスキルによるところになります。


ご自身でレイアウトされる設計者さん、デザイナーさん、ガーデナーさんは

注意されてくださいね。

簡単な展開図、立面図を描かれることをお勧めします。


ミラーに映るお顔や、ファサードのお顔が美しく見られますように!

光環境設計室

空間の内外問わず 光環境の設計を担っております。 「その環境や見せたいイメージ、商品に」その光はFitしていますか? どの位置に光を配するか?<テクニカル要素> どの様な光を配するのか?<光質> そしてその光をどんなマテリアルが受けますか? 空間に魅せる<デザイン>も大切 どこを切り取ってご相談頂いても、光環境設計目線を軸足に ご相談にお応え致します きくはら けいこ

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