エクステリアフォーラム&DAIKO ADVANCESTAGE2019参加
YKK AP株式会社住宅関西支店さま主催 エクステリアフォーラム2019 (7/25)
大光電機株式会社さま展示会DAIKO ADVANCESTAGE2019(7/26)参加させて頂きました。
エクステリアフォーラムは3名の講師陣で構成され、座談会も催される
"エクステリア"で住宅にさらなる価値創造を
新築もリノベーションも「建物と外構のトータルコーディネイト」のテーマでご開催
今までとこれからのエクステリアに軸足を置きながら、
まちづくり〜分譲住宅、景観計画への参入事例と方法の提示、さらに
トータルで担当(設計)できるメリット、を提示されていました。
わたくしの立ち位置、光設計に軸足を置いて、で見つめると
建築(ご住居本体)とエクステリアの設計が分離していると、
照明計画が一貫して行われない、行うことができないという問題点があります。
われわれが専門家としてご案件に入らせてもらう場合、建築に付帯する照明設計も
エクステリア〜ガーデンに配される光の設計も一括で請け負うので上記問題発生の
リスクは低くなりますが、現状まだ多くの住宅案件では
建物を建てるチーム、エクステリアを請け負うチームが分離しています。
エクステリアさん側から、建築に付帯する設備の提案のハードルは高い・・
たとえ、提案に至っても得られている情報が少ないことや工期のタイミングで、
エクステリア(外構)側からトータルの光提案を行うことにはハードルがあります。
そういった現況判断から、
現状、担当セミナーやご質疑を頂いた場合エクステリアを担当されるガーデナーさんには
主としてガーデンに配される照明手法をお伝えしています。
大光電機株式会社さま展示会 DAIKO ADVANCESTAGE2019も
アウトドア照明を中心にリサーチとセミナーを拝聴させて頂きました。
大光電機さんのプランナーさんは光の専門家さんなので、わたくしたちと同様
建築に付帯する照明計画が可能です。われわれの光環境の設計は建築に付帯していること、
建築サイド(ビルダーさんや建主さん)から頂くオファーが多いのです。
そういった立ち位置もあり、
大光電機さんのプランナーさんは、ガーデンへ建築から光を配そう、との
ご提言をされていました。確かに腑に落ちることは多かったです。
月明かりのようなナイトシーンの光(上部からの演出光)etc.
建築設計のお立場から、建築に照明器具を取付けたくない(取付けが難しい)とご意見が出るケースも多分にあるので各ご案件にとって最適な光効果をご提案させて頂く中で、取付け位置を含めた施工方法を吟味していく〜ということでしょう。
私たちプロとして着手可能な手法とガーデナーさんが取り組める方法を
現状は分けてお伝えをさせていただく中で
エクステリア商材を匠に構成しながら、建築付帯の光に近い演出方法をお伝えしていく、をしばらくは続けたいと思いました。
別の業態のセミナーでしたが目線と軸足は同じで、
われわれはLifeStyleや人生を通じて「ナイトシーン」の価値創造とご提供を今まで以上に
真剣にTRYしてゆくタイミングを迎えているのだと感じました。
それは、戸建住居に限らず集合住宅のファサードであっても
工事区分や設計範疇という垣根で、あと一声のプランニングに取り組めなかったことへの
自責も含めて。
いつも思うのですが、建築・外構(エクステリア)と区分されても
われわれの携わる光は、建築からの洩れ光としてガーデンに投影されるのです。
内外の区分はない。。1つの素晴らしいご案件としてフィニッシュを迎えたい、と考えます。
監修させて頂きました三協立山株式会社三協アルミ社さま
「灯りとエクステリア」LightingPlanBook よりNaturalタイプのご住居のCGをお借りしました。
光環境設計室
きくはら けいこ
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