輝度による光環境設計

そもそも、輝度とは?

照度( lx)(ルクス)が光を受けている面の明るさを示すのに対して

輝度(cd/m2)(カンデラ毎平方メートル)ある方向から見た、ものの輝きの強さ

ある方向から見たときどれだけ明るいかを表す。(東芝ランプ総合カタログより)


設計に(事前に)用いるのはプロの技としても、

輝度計測を用いた、確認やデータの蓄積は可能と考えます。

遠藤照明さんのlupin(ルピン)や

岩崎電気さんのpuapix(クオピス)などがスマホなどで使用出来る

《光環境を評価するアプリ》

遠藤照明さんのlupin(ルピン)の紹介画像がわかりやすいのでお借りすると、

アプリ経由で撮影した画像で計測分布が確認できるという優れもの。

Beforeの問題点〜例えば、奥の壁面の明るさ感の不足をなどを挙げ、

改善提案の後、Afterとして確認する(奥の壁面の明るさUPと空間のメリハリの創出)も

実務で実践できる使用方法です。

新築などのBeforeがないケースはAfterだけの蓄積でも、

上手くいった〜快適事案を整理しておくだけで、数値的な根拠の蓄財が可能になります。


気に入っている、空間や景観を日頃から撮影しておいて

それに近いプランニングを行う、というお手本にしたい計画の数値化も可能になります。


日本建築学会 環境工学委員 光環境運営委員会ご主催のシンポジウムでも

「輝度解析が拓く 輝度ベース光環境設計とその先」としてご紹介がされています。


外構照明は「光害」への留意が必須です。

周辺環境とのバランスを、アプリを使用して確認してみる!も手軽で良い方法だと

考えています。


光環境設計室

きくはら けいこ

光環境設計室

空間の内外問わず 光環境の設計を担っております。 「その環境や見せたいイメージ、商品に」その光はFitしていますか? どの位置に光を配するか?<テクニカル要素> どの様な光を配するのか?<光質> そしてその光をどんなマテリアルが受けますか? 空間に魅せる<デザイン>も大切 どこを切り取ってご相談頂いても、光環境設計目線を軸足に ご相談にお応え致します きくはら けいこ

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