「伝える設備」照明
横浜 みなとみらいの観覧車が
『日々命がけで奮闘くださる医療従事者の方』へ
感謝の意をブルーの光を点灯することで表現しています。
横浜だけではありません。
全国各地でこの感謝と敬意を『光にのせた』表現は行われています。
大阪の通天閣、などでは
状況を光色で伝達しようという試み、黄色は「解除一歩手前の状態維持」
こちらが本日14日
1週間連続で出口戦略に掲げた項目すべてを満たせば、ライトアップは緑色にと。
大阪府はまだ「特定警戒都道府県」に据え置く発表がなされましたが・・
これらは
気持ちを表したり
色で状況を示したり
視覚に訴えかける情報です。
横浜 みなとみらいの観覧車は光でメッセージも流しています。
『STAY MOME』https://www.youtube.com/watch?v=cpqTPH7M-3c
過去に大型ビルのライトアップー外構照明への理論提案をさせて頂いた事案がありますが
都市の大型ビル(建築)は有事の際のランドマークとなるので、
建築を囲む外構の照明は(壁面も含んで)
明るさや彩が演出されるだけはでない、情報伝達が可能な設備として機能する必要がある、
とお伝えしました。
地震や津波「こちらに逃げて!」は
その方向に矢印の点灯や方向を持った流れる点滅だけでも視覚にアプローチが可能です。
「しゃがんで」「身を低く!」なども
下向きの矢印を流れるように点灯させることで可能です。
流れなくても、点灯と消灯を繰り返すだけでも視覚の効果があります。
いざ、という時に
やろうと思っても、その機能を備えていないと、できないのですね。
つくだけいい(点灯するだけ)では色は変わらないし、メッセージは流せない
将来的なビジョンや役割を事前に考えておかなくてはならない、のです。
それは大型ビルに限ったことではないと考えます。
設備、って備えなんですね。
でも、光ってとても心理的に機能します。
ハード(機器)をあらかじめ備えておかないと
いざというときに、取り組みたくなられた時に
希望されるような ソフト(心的効果)の演出ができないのです。
わたくしも光にのせて、感謝の気持ちと敬意、そして早期の収束をお祈りいたします。
光環境設計室
きくはら けいこ
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