体感がすべての光効果
家具などを選んで
リビングの情報などを入力すると
置かれた状態がシミュレーションできるという、大変便利な機能。
照明、光の効果も含んでVR(virtual reality)で確認できる時代が到来すると
”伝える”という部分への注力は、別の何かに活かしていけるのかもしれない
光は体感がすべてだと思っています。
大規模案件、
演算で多くの確認ができていても
最終、実機を用いてのシミュレーションを行う、という点でも裏付けられていると思います。
空間の内外を問わず
大規模な案件は設計が入り、ある程度のレベルに仕上がっていけるフローがあります。
小〜中規模案件は「最初に誰に相談したか?」など運によって、
その先が大きく変わってしまうことをよく目にします。
↓ 中規模のオフィスビルで電設の改修を控えていらっしゃいます。
オフィス空間は大規模案件は設備コントロール〜光や空調、が進んでいますが
小・中規模オフィスはまだまだ、照明はon・offが主流です。
自宅のリビングの照明が調光や調色ができたり、OKGoogleって言っている時代に
小・中規模オフィスは壁面のスイッチでon・off
技術と普及先、利便性のバランスの悪さを感じています。
せっかくのご改修の機会なので!
かなり〜異例です。2社のメーカーさまにご無理をお願いして、
サンプル灯具(お貸し出しいただいて)実際に施工、実機をしばしお試し、お披露目できる
機会をいただきました!
奥の4台が蛍光灯から代替施工されています。
左2台がアイリス・オーヤマさん
右2台が遠藤照明さん
どちらもiPadやiPhoneでのコントロースが可能なタイプで、
クライアントはそこに注視されています。
↑ アイリスオーヤマさま
↑ 遠藤照明さま
どちらも2700K-6500K(電球色から青白い白色の光色)間で調色が可能な器具で
画像は中間くらいで撮影いただいています。(4700Kくらい)
柱にかかっている光色を比べると、中間くらいの光色といっても
見え方はかなり異なります。
なるべく実際の環境に近い状態で、確認していただきたいのです。
なかなかショールームを見ていただいて、そのイメージを、実際の空間に
脳内シミュレーションをしていただくことは、ご設計担当者さんにも難しい場合があります。
実空間に並べての点灯、両社さまへ感謝いたします。
何かを決めていくとき、専門家にお任せする、はとても大切なことだと思います。
ただ、ここだけは譲れないポイントを明確にしていただいていると、スムーズに進むことが
多いです。
今回はインターフェースでした。iPadやiPhoneをご利用されたいリクエスト。
できることの方が増えている今、譲れないポイントのご提示は大切だと感じます。
小・中規模ご案件の明暗は、出会いの運命的な要因も大きいですが
梶の切り方、にも大きく左右されます。
たとえ小規模でも、建築案件は大きいのです。工程もかかる時間も人の出入りもたくさんです。
目印になる、
”分かりやすい旗を振り続ける”クライアントのお役目はとても大切だと感じます。
光環境設計室
きくはら けいこ
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