脱 光御殿
景観から際立って明るい
明るすぎる様子を表現するのに
よく使わせていただく、
例えのワード『光御殿』(ひかりごてん)
改めて、意味を検索してみると・・
アレ、出ませんね・・・
しかし、イメージを共有いただきやすいワードです。
「上品で慎ましやかな、夜の煌めき」からは
遠い位置にある明るさのイメージ
光御殿か否かの見極めには
遠い目線、引いたアングルでその場を見てみる必要があると思います。
そうそう、マンションなどのご案内媒体で
ここに建設予定です〜のような、
遠くからの視点(東急不動産ブランズさんの画像をお借りしました)
そこから、だんだん近づいて
遠景の視点から、中景に、
そして、いつもの近景に。
近く、切り取られたアングルでは
成立しているように感じる構成も、少し引くと
いろいろなことが見えてくるように思います。
それは光の設計だけでなく
建築だって、
ファッションやメイクも
そうだと思います。
トータル、全体像でどうなの?という視点でしょうか。
光設計的には
『 闇に映える 』ところがポイントで
光の強弱〜バランスの絶妙なサジ加減が活きてくるポイントかもしれません。
そんな視点で街を静かに歩いてみても、いいかもしれません。
光環境設計室
菊原 啓子
0コメント